日常に欠かすことのできない暦。そもそもなぜ暦は誕生したのでしょうか?年月に於いては、一年とは簡単に言えば地球上の気候が春、夏、秋、冬の順序で変遷する時間を表したものです。七曜日という言葉があり、それは陰陽師•占術家にとっては土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月の順にあり、皆さんは日ごろ日曜日から土曜日といったようにあてはめます。日本で暦が初めて用いられた時代には暦の制度はなく、文武天皇の大宝年間(701~704)に陰陽寮を置いたところから始まります。今で言うところの省庁にあたります。暦道・天文道はここで司り、暦博士を置いて暦が作られたのです。また、暦は政治だけではなく、農業とも深く関わり農業暦も作成されていました。それは政治も、農作物も各季節や時に合致したことを行わないと「自然」と「人間の」調和の歯車が合わないため、また『時令思想』として、時候・時節・年中行事が重んじられました。当時の陰陽師は暦に基づいてタイミングを計り、時期と政治や人々のあり方を平行に進めるお仕事をしてきました。それほど暦に基づいた占いは生活に密着し欠かせないものだったのです。私は暦が誕生した理由について次のように考えています。私たち人間が宇宙と平和に調和しながら生きていく為に、知らないことや謎だらけの宇宙に対して科学や学問として研究が進み、宇宙の理解を深めてきました。そして知らないことを知ることは未知への恐怖や不安の解消に繋がり、人間にはそうした防衛本能的な意識と同時に、知らないことを知りたいという好奇心を与えられた生き物でもあります。私たちには過去や現在を整理して未来を見つめようとしてきた歴史があり、それで、暦は誕生したと考えます。時間はすっかり私たちの日常に組み込まれます。現代においても、陰陽師である私にとっても暦から、その人の運命のパロメーターを算出するのに必要不可欠なものです。今日という日は二度と訪れることはありません。一日が一ヶ月をつくり、一年と築き上げます、まずは皆さんもカレンダーを見て時間を有効に使うことを心がけ、より良い人生が贈れるように努めてください。