暦の中心は「冬」にあり! 歴と陰陽師の関係性

暦の中心は「冬」にあり! 歴と陰陽師の関係性
 
陰陽道では四季の巡りを陰陽五行に発する五気とその流れを元に思考します。
その一年がどのような年になるのか、何かを始めるにはどのタイミングがいいのか、さらにはどのような出来事が待ち受けているのかといった吉凶の占いについても同様です。
 
占いの柱は気を発する端緒に存在します。起点となる暦の中心から順々に流れの経路を読み解き、歪みがどこにあり、また、どのようにすれば凶事を避けられるのか、生活の知恵を授ける役割を、古来より陰陽師が担ってきました。
 
何事にも「はじめが肝心」と言いますよね。
「一年の計は元旦にあり」という表現もあります。漠然とした観念の上では木気の萌す「春」が四季の中央にありそうにも思えますが、表層に現れる命の実感と、その根底に流れるエネルギーの実態には大きな相違があるのです。
 


ラスト陰陽師・橋本京明では法人・個人鑑定も行っております。
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四季と方位、五行と「気」の始まりを探る

陰陽師が運用する理論の根底には陰陽五行が常に存在します。
陰陽五行が発する源気は始まりの混沌が分かたれた二気。つまりは陰陽です。
陰陽は互いにひかれあうと同時に反発しあい、一つの流れを生み出してこれが生命の萌すきっかけになりました。
 

命は「流れ」であり、振動であり、ゆらぎそのものでもあります。
起点に何かしらの歪みがあればそこから発する現象としての「人間」や「世相」のトラブルは必定です。
占いは予測される歪みやトラブルを避け、解消し、その後の流れを正す意味があるのです。
 

最初に注目すべき気、四季、一年の起点は、天極を地上に移した位相である「子」の方位。
つまり方角にして北であり、四季においては冬、12カ月の暦では12月、さらに時間帯では日をまたぐ深夜にあります。
旧暦で言えば冬至のタイミングであり、五行の水気、十二支の「子」は新しい生命が萌し始める萌芽の準備を始める状態です。
 

今では日本の都市部が雪に閉ざされる機会はすっかり減りましたが、かつての日本では冬になると野山も市街地もなく白銀の雪に包まれていました。
そんな中、雪原のなだらかな表層の下に流れる雪解け水や、ひっそりと芽吹く緑の「振動」が、万物に共通していることがよくわかります。
 

眠りから命を揺り動かす「祭祀」の役割

眠りから命を揺り動かす「祭祀」の役割
 
陰陽師は暦や歳時記の転機を指示する指導者であり、さらには気の循環を促す神薙でもあります。
気の転じる時期には転換を促す祭祀が必ず行われますが、中でも1年の起点である子の冬の祭祀は最も重要なのです。
天智天皇から桓武天皇に至るまでのおよそ130年間には北方遷都という形で執り行われましたが、人口が増えた現代では「都」を移すことはおろか、転居すら容易ではありません。
 

そこで、大嘗祭や霜月祭りが行われるようになったわけです。
陰陽交代は自然な循環ではありますが、陰の気が最も強まる子の季節には陽の気は固い眠りについています。
これを揺り動かし、目覚めさせるために祭りが行われ、また、個人レベルでは祖霊の祭り、守護神社への参拝などといった形で「気」をつなぐのです。
気を送り、迎える。これを祖霊の迎えと送りになぞらえて実践する風習には、おそらく多くの日本人が薄々ながら覚えがあるのではないでしょうか。
 

10月、11月と陰の気が極大になる季節に突入します。夏から急激に生命力が落ち込む時期でもありますから、身体的なトラブルが生じる可能性も必然的に高くなるでしょう。
夏バテからなかなか回復できなかった方、秋になって不調や不安、生活上のトラブルが発生したと言う方は、陰の気が極まる前に気の流れを正しておくことをおすすめします。
気の滞留や変調がどこから発するか判断できない場合もあるでしょう。
その時はぜひ陰陽師にご相談ください。
人にはそれぞれ独立した「流れ」があります。当然ながら整調のために必要な手段も異なるので、まずは確実にどんな要素が働いているのか見極めていただきたいと思います。
 


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